「凄い大きい…。ホテルですか!?」



澪和は目を輝かせながら御影に問う。

御影は少し目を逸らし、照れながら



「……別荘だ。これからは好きに使って良いぞ」


「…っ!!」



と言う。

直後御影は、澪和に手を出すよう促し、



「わぁっ!」


「合鍵だ。さすがに実家にはまだ呼べないが、ここならいつでも好きに使え。…少しばかり距離は遠いが…」



かわいいくまのストラップが付いた合鍵を渡した。