9月22日 15時半 食事は誰かと一緒に食べるとおいしい。 そんなことを思い出す。 少女の父親の肩に手を置いて、そっと耳打ち。 「一緒に食べませんか?」 両手を縛られ椅子に座る父親はぶんぶんと力強く首を左右に振る。 おびえた瞳だが、それだけは無理という意志の強さを感じる。 僕は再度耳打ち。 「お父さんが食べないのならお母さんと食事をすることになります。その場合、お母さんの分の食事を用意しないといけないので、娘さんの臓器をもう一つちぎることになりますが・・・・」 いかがなさいますか?