9月22日 14時30分
何度も何度も父親から電話がかかってきたが全て無視。
すると一台のタクシーが家の前に止まり、父親が帰宅。
背後から後頭部を警棒で殴り、倒れたところを拘束。
母親と父親をしばったまま、ダイニングテーブルの椅子に座らせる。
ここで少女と対面させる。
母親、変わり果てた少女の姿に愕然。すすり泣く。
父親、自分の命はどうなってもいいから、娘と妻の命だけは助けてほしいと懇願。
少女、歯が無いせいで滑舌は悪いが、お父さんお母さんごめんなさいと号泣。むせび泣く。
僕は少女の背中をさすりながら、優しい口調で少女にこう伝える。
「この世の中にはね。ごめんなさいでは済まされないこともあるんだよ」
余計に泣いた。理解不能。


