室内にいる各部隊の将は、警護に加わった尹・祁嗄・柳将・王将・韋将だけではない。
柳将達と同じ婕妤であり弓兵部隊左将の簍姶嬋(ロウ・アイセン)、充媛であり李燗と同じ軍師補佐の張蘭児(チョウ・ランジ)、それに四天王と汪軍妃官と武軍軍師軍妃官
の合計14名。
私も李燗も所定の位置に座り、演習の最終確認を始める。
確認である為、当日の各部隊の動きを各将が述べていく。
それを間違えがないかを確認するだけてあり、刻を長く有する事無く終わりをつげる。
『では、明日は各将方々万事うまくお願いします。』
私のその言葉で皆が軽く頭を下げる。
私が椅子から立ち上がると、それを見て他の者も立ち上がった。
この後は李燗と四天王達との修練をする事になっているゆえ、李燗と四天王が自然に集まる。
「琴軍妃将軍様、お話しがございます。」
その中に簍将が話しかけてくる。
私だけではなく四天王達も簍将に視線を向ける。
「私の部隊も護衛の任におつけくださいませんか?」
簍将は柳将達と同じ婕妤であるが、護衛の任には名が上がらなかった。
その理由がなんなのかはわからない。
私が知るのは簍将は真面目な軍妃である事だ。
多くの軍妃が鍛錬をまともにせず、猿真似のような事をしている中、彼女は真っ直ぐな目をして弓を引く姿を何度か見かけた。

