その後、皆でしばらく他愛もない会話を交わした。
私や悒雉や崙矣は基本聞き役で、会話は陛下達でされていた。
私達と同じく口数が少なかったのは、江丞相もだった。
控えめな性格だからなのか、遠慮がちに終始笑みを浮かべていた。
陽が真上に来た頃、皇后様の体を考えて、皇后様だけ退出する事になった。
もちろん私は皇后様の護衛につくために、ここで一緒に退出し、崙矣と悒雉も護衛の交代になるので、一緒に退出する事になる。
「聖人様方、先に席を立つ事をお許しください。
本日はご足労感謝致します。」
皇后様の退出の挨拶を聞いた偉罨様は、立ち上がると頭を下げて言った。
「それでしたら、私共も帰りましょう。
本日は皇后様のご懐妊の祝辞の為に参ったのですから。
この様な歓迎の宴を開いてくださり、ありがとうございました。
どうぞ体をお気を付けください。
何かありましたら、我ら聖人は皇后様をお助けします故。
陛下私共はこれにて…。」
崙宝と俚督も立ち上がり、陛下と皇后様に頭を下げる。
「こちらも長居させてしまって申し訳ない。
皇后共々礼を言う。
また黄麟殿にこられよ。」

