四面楚歌-悲運の妃-





前に送られた刺客に悒雉も手こずった程だ。


いくら悒雉達があの頃より強くなっていても、前以上の刺客が来てしまえばと考えると、2人ずつ配置がいいだろう。


四天王達の体力を長い時間の護衛で奪われては、いざ刺客が送られた時に、立ち向かう力がなくなってしまう。



私達1人ずつ配備なれば、五交代となり体力的にも問題はないが、確実な護衛・体力を考えると1人ずつという訳にはいかない。


四天王2人を崔皇后様のお傍に。

汪軍妃官軍4人を皇后宮の周りに。


四天王4人を2人ずつに分ける事で二交代。


私の場合は私1人に汪軍妃官軍を4人。


これで三交代。



こうする事で、護衛力・体力が万全となる。



それ故、汪軍妃官をお呼びしたのだ。


速く行動を移すには、この方法が1番いい。


崔皇后が、私に直接頼んだのと同じ様に。


『汪軍妃官軍をお借りしたいのです。』


汪軍妃官からの質問に答えず、要件だけを先に言った。


訳は、私の口からは言えない。


案の定、何故だと言葉が返ってくる。


『何故かは…もうじきわかります。』


私がそう返すと同時に、奥の室が騒がしくなる。