私達だけが懐妊を知り、陛下がいつまでたっても知らぬ訳にもいかない。
私と四天王達の護衛が決まり、崔皇后様付き女官の皺は、壁内侍に陛下に皇后宮へお越しになられる様に頼んだ。
崔皇后様が陛下にご報告している間、私達は私達のしなければいけない事がある。
皇后様に皇后宮の入り口付近の一室を、お借りさせてもらい、四天王達と一緒に移動をする。
室に入ると、晏惟が口を開けた。
「呂貴妃様は早々に狙ってくるでしょうね…。」
その一言にずっしりとした重みを感じる。
今までとは違うのだ。
御子が生まれてしまえば、恢長公子の即位はさらに遠くなる。
陛下の命を狙い続け、今だ奪えずにいる呂貴妃側は、御子が生まれる事だけは阻止するはず。
御子が生まれる前に、皇后様共々命を奪うのは、確実であるが故に
言葉は重く
重く
私や四天王達にのしかかるのだ。。
「陛下のお越しにございます。」
静寂の空気の中、皇后宮に女官の声が響いた。

