「おーい、HR始めるぞ〜」



担任の矢野先生が名簿を肩叩きにしながら、やる気がなさそうに教室に入ってきた。





「お昼、ちゃんと聞かせてよ!」



席が前である愛叶は、体を真っ直ぐに戻した。