「もう〜過保護なんだから!」

どこへ行くのも送り迎えつき。

でもしょうがないのかもしれない。

お父さんを支えられるのは私だけ。

だって、私がわがままを言ったから、私が存在してるから.....。

あ〜!

メガティブ思考反対!!

さっさと学校行ってさっさと帰る!!

「着いたよ。行っておいで、帰りは正門の前で待ってるからね。」

「はーい。行ってきます。」

学校.....、嫌だな。家にいた方が何十倍、何百倍は楽しい。

「階段長い!!!」

「あは、やっぱりそう思うよね。エレベーター欲しい!あ、急にごめんね。私真美mamiって言うの!よろしくね!!」

「あ、うん。私は美咲っていうんだ。こちらこそよろしく。」