カーテンを開けるのに躊躇う私。

男の子が、たくさんいる中にこんな格好で出るの恥ずかしいよ。


ええい、どうにでもなれ。


そんな気持ちで開いたカーテン。


「「「「「「(マジかよ……)」」」」」」



「どうかな…?」


なにも言わないみんなを見て不安が募る。


「可愛いよ、白雪」


海が優しく囁いた。



「「「「「「!!!!!!!!(もしかして、白雪(ちゃん)って」」」」」」



この時の、白雪の顔が、海にだけは特別なそんな表情にーーー


海が好きだと、気づいた。


だけど、知らない振りをする。