「好きかもな。だけど、ライバル多いし、相手は天然、無自覚だし、きっと誰の気持ちも気づかない」



幼馴染み君ですら、太刀打ちできない天然ちゃんみたいだし。


つか、幼馴染みくんどこいった?



あれはーーーー



「どうした?」


俺が見ている先を、海が追うようにみる。



その先には、女の子と手を繋ぐーーー 玲音だった。