俺は特別クラスに戻ってみる。もしかしたら、戻ってるかも知れないから。


だけどーーーー



いたのはあいつらだけ。


「白雪は?いないの?」


黙って本を読んでる海が、顔をあげた。


「あーいやー、それが……」


「はあ、わかってる。じゃあ、探し行きますか、お姫様を迎えに」


新が立ち上がり、ニヤリ、と笑う。