屋上に、行くと"あいつら"がいた。


チッ。うぜー。



こいつらにヤキモチ妬いたせいで、白雪と険悪になったんだ。



「おい、白雪は?」


柊 颯が口を開く。


白雪って呼ぶな。


「あっ、ちょっとな。」



「ちょっとって一緒に居ねーの?



お前あいつ、一人にしたの?なんかあったらどうするんだよ」



なんかあって欲しいのかよ。


つーか、年上に敬語使えよ。


よく考えたらいかなる理由があるにせよ、こんな不良の多い学校に、しかもあんな人気のないとこに、置き去りにして、俺、何やってんだ。


「………ッッ」


こいつに言われるまで、気付かなかったなんて馬鹿だ。


白雪ーーーー どうか、無事で。