海くんへ


今日は車やバイクじゃない、自分の足で歩いていきたかったの。


もう、私は一人じゃないよね。


特別クラスに来て幸せでした。


だけどみんなが、私のせいで仲が悪くなるのは嫌だ。



だからね、みんなとお揃いのピアスを買ったの。


デザインはシンプルだから。


それと、私は海くんがーー好きでした。


私にたくさんの愛をくれてありがとう。


でも、私は颯さんが好き。


ごめんなさい。


本当に、気持ち受け取れないでごめんなさい」



これが、白雪の俺たちへ当てた手紙。


皆、下を向き何も言わない。


無言でピアスを受け取る。


してたピアスを放り投げ、耳にピアスをし出す。


大丈夫ーーーー


白雪は、必ず戻ってくる。



戻ってこいよ、白雪!!