「海ーーー


白雪を頼んだ」


抱き寄せ立てない白雪を抱えて、海に引き渡す。


不意に、白雪が颯をみた。



頬が赤くなる白雪を見て、海は嫌な予感に気づいた。


白雪ーーまさか。。



白雪は、未だに颯を見てる。


抱いてるのは俺なのに。



「白雪ッ!」


もし君が颯を気になってしまっても、俺が何度だって振り向かせる。


何度だってドキドキさせてやるよ。


交わす唇と唇。


離れてく唇と唇。


「白雪、俺は白雪が好きだ」