「颯!!なんなんだよ、海を幹部から外すッてことなのか?


海一人が一方的に悪いみたいになっておかしいだろう。


だいたい、颯が、白雪ちゃんに手を出さなければこんな事にはならないのに。」



新の一方的な物言いに、ふっ、と笑いが込み上げた。



そうだよなーーーー



俺はいつからか、おかしくなり始めていた。


白雪に出会ってから、誰にも渡したくない独占欲にかられた。



たとえ、仲間の彼女だとしても奪いたい…そう思う自己中な俺。


顔を両手で、覆いただひたすら笑った。



ーーーーーーポタリ。。



両手で、覆い隠せないほどの涙が通過する。



もう、ごまかし切れない。



俺は"白雪が好きだ"ーーーーーー