「海く…ンッ、やぁ」


ゴツゴツした岩に手をつき、彼女の唇にキスを落とす。


唇を離すと、頬を赤らめ、潤んだ瞳の白雪がいた。



「他の人と、キスしてごめんなさい。


だからーーキスしてください」


そう強気なことを言って、触れるたびに、体が震えてる。


「……俺は、白雪が大切なんだよ。」 


チュッ、と軽く唇に触れたキスに、びっくりした様に目を見張る白雪。


「白雪の嫌がることは、したくない。

待つから俺」


そう優しく、笑いかければ不意に落とされた言葉。


「好きーー」


本当に、可愛い。