「白雪ちゃん、俺にちょうだい?

俺なら白雪ちゃん、守れる自信あるし」


ニヤリ、と笑う雷に。



「ごめん。


あいつだけはやれない。


探しいってくるわ」



パーカーを着て脱いだままの白雪のパーカーを持ち、探し歩いた。



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「やぁ!!」微かに聞こえた声に耳を澄ます。


木々の生い茂る一角に、君はいた。



数人の男に、押し倒され涙を流す君が、いた。