ポーチから、日焼け止めジェルを取り出す白雪が砂浜に字を書く玲音に言う。



「玲音、何してるの?日焼け止めジェル背中塗ってくれない?」差し出す日焼け止めジェルを、海が掴んだ。


「白雪。日焼け止めなら、俺が塗るよ」


「えっ?あっ、ありがとう」


「前はあいつがしたかも知れないけど、今は、俺がいるんだから俺の役目ね」


君の肌に他の野郎が触るとか無理。


そんな顔をした海がいた。



玲音は、肩を落としている。


苦笑いの新だった。