「空野、黒板やってって。
汚れたくないもん」
「gd-er!!!」
声を荒げた彼女。瞬間、鉛が擦れる音も消えた。ぽっきり、と。
「鉛筆折れたよ」
「ゑゑゑゑ」
動揺する空野に、僕は、そうだな。
深呼吸ひとつ。
「すー。はー」
「****・<<<<」
「そうそう。落ち着くでしょ」
黒板なんで、そんなにやりたくないのかなあ。
僕は勿の論やだよ。
粉、飛ぶし。手も汚れるし。
なにより、黒板の記憶を消してしまうだろ。
「なあ、空野。
お前と日直するのも何回目だろうな」
「グーデァ」
「わかんねーか。」



