「ごめん真紅。言ってなかったけど、美愛さんは誠さんのこと、『マコ』って呼んでるんだ。そっか、同じ呼び方になっちゃうんだな」 「マコはマコよ。まこちゃんのことは『まこちゃん』って呼ぶわ。ええと、や……ややこしくてごめんなさい、だったかしら?」 美愛は日本語が完全ではないようで、首を傾げながらそう言った。 真紅は、美愛が呼びかけたのは誠だと理解した。 「黎――真紅さん。少し中で話そう。このような所で話していい話ではない気がするよ」