「母様……」
あ、白ちゃんの身長が低くなった。
「母上、白を落ち込ませないでください」
「訊いて来たのは白桜でしょう。先に落ち込ませたのはお前ですし」
紅緒は無傷で言い返す。だが、紅緒の上を行く存在があった。
「鬼神を連れて来たのは紅緒もでしょう。白桃ちゃんに何が言えると思ってるの」
「………」
「………」
何故か、ついでに黒藤まで黙らせた母・紅亜だった。
「ちょうど二匹いるし、黒ちゃんと白ちゃんのところへ行ければ仔猫たちも一番だったかもしれないけど、アレルギーがあるんじゃ無理ねえ。あ、真紅ちゃん。仔猫の名前くらい、白ちゃんにつけてもらったら?」
母の提案に、真紅はあっと声をもらした。



