泣いてる私の肩を押す。

苦しそうに顔を歪めた理生がいた。


「ごめんーー君を連れては逝けない。


生きてーーー」


大切な君だから言うんだよ。



好きだから、言うんだよ。


一緒に居たいのは、俺も一緒。


だけどね、君にはいつも笑って居て欲しいんだよ。


「心、ごめん。


もう一緒には居られない。



だけどーーもし、俺が生まれ変わったら‥‥



俺の彼女になってくれる?」



ドキドキ、と胸が高鳴るのを必死に保つ。


「約束だよ、私、ずっと待ってるから」



私は、貴方に微笑んだ。