「りっちゃん、いたー」凛子が、指差す先に、黒髪、くろぶちメガネをかけたりっちゃんこと、律子がいた。


「何‥?」


「りっちゃんさぁ、お母さんに会ったって本当?」


目を見開くりっちゃん。


柔らかく微笑む律子。