冷愛冷涙-Reiai Reirui-

「よぉ!」


「あ、蒼汰(そうた)。久しぶり」


本田(ほんだ)蒼汰は私の隣の席の男子。


昨日まで三日間ほど、風邪で休んでた。


「久しぶりだな」


「蒼汰、文化祭でやる劇の王子役蒼汰だからね」


悠里が挨拶をすっ飛ばして言った。


そう。


王子役をやりたい男子がいなかったから蒼汰になったんだよね。


蒼汰は目立つの嫌じゃないタイプだし、女子からも人気あるから王子に適任だって話になったから。