冷愛冷涙-Reiai Reirui-

「それじゃ、あんまりアイツがここに来ねーようにしとくから」


「大丈夫だよ、別に。私が居候させてもらってるだけだし、あの人たちも悪い人じゃないんでしょ?だから大丈夫」


ロフトから見てただけでわかった。


あの人たちといる冷さんはスゴく楽しそうだった。


だから、何も変えてくれなくていい。


変えてほしくない。


「……いいヤツだな、お前」


「そう?それはどうも。あと、お前って呼ばないでよ。さっき私のこと愛って呼んでたじゃん」


「機会があればな」


何それ!


ホント冷たい人だな。


「んじゃ、俺ちょっと出てくるから。ジャージでよかったら貸すけど、どーする?」