冷愛冷涙-Reiai Reirui-

「冷に彼女かー!」


「違うし、静かにしろ!」


愉快なヤンキーたちも、暴走族ってこと?


そんな想像をしながら、いつまでもロフトから見ていたのが第一の間違い。


バチっと冷さんと目が合ってしまった。


「あ…」


これが第2の間違い。


思わず声を出してしまったから、愉快なカラフルヤンキーたちに見つかってしまった。


「可愛いーーー!あれが噂の彼─」


「彼女じゃねぇ」


「愛ちゃんっていうんだっけ?倖ちゃんより全然可愛い!」


「あんなヤツと比べんなカス」


「俺を彼氏にしてください!!」


「てめーとは似合わねぇよ」