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俺は、大和、真、湊斗に、全て話した。
3人とも、衝撃の事実に唖然としている。
「……まだ俺、愛のこと好きなんだよ。今さら妹としてなんか見れない」
俺の本心に、誰も何も言わなかった。
数分の沈黙の後、大和が口を開いた。
「世の中シスコンだっているし、別にいーんじゃねぇの?お前が愛ちゃんのこと好きで、愛ちゃんもお前が好きなんなら、兄妹ってことなんな忘れちまえよ」
……。
「兄妹ってことなんか知りませんでしたっつってな」
湊斗まで…。
マジで俺何やってたんだろーな…。
仲間を無視して、殴ったり蹴ったりして。
「愛ちゃん、目覚ましてるかもしんねぇし、行ってこいよ」
真…。
「ありがとな…」
「おう」



