冷愛冷涙-Reiai Reirui-


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「ハハっ…」


あーあ。


頭おかしくなっちゃったかな。


いとも簡単に汚された自分が笑える。


ボロボロの自分が笑える。


副総長は私をメチャクチャにするだけして、さっさと逃げていった。


服を着る気力もないし、その服自体破かれて切れない。


これからどうしようか。


スマホは車の中だ。


ここがどこかもわからないし、もう真っ暗。


ポツポツと、涙の代わりに雨が落ちてきた。