冷愛冷涙-Reiai Reirui-

冷さんがいなくなって、することもないからロフトにあがると、きちんと布団が敷いてあった。


私がお風呂に入ってる間に敷いてくれたのかな。


冷さんの配慮の詰まった温かい布団に寝転がって、目を閉じる。


目を閉じると、病院での出来事が脳内を流れる。


私の心臓は……間違いなく動いてる。


でも、いつか……。


いつか…動かなくなってしまうんだ。


死ぬときは痛いんだろうか。


苦しいんだろうか。


悠里や蒼汰、陸は…悲しむよね……。


もちろん、お母さんも。


【愛、どこにいるの?】


【愛、これからのことを話し合いたい】


【愛、お願いだから帰ってきて】