冷愛冷涙-Reiai Reirui-

ひたすら、体のあらゆる部分を触られ続け、10分が経とうとしていた。


いつの間にか高速道路からは降りていた。


そのことに気づかないくらい、全身が悲鳴をあげていた。


そして……。


車がスピードを落とし始めた。


ドアを開けても大丈夫な速度に達した瞬間、私は車のドアを開けて、外に飛び出した。


外に広がる景色は、私の背丈くらいまであるボウボウの草が生えた広い草原。


そのことにビックリして怯みそうになったけど、止まるわけにはいかなくて、懸命に走る。


何ヵ月も走ってないから、上手く走れないし、草むらの中だからなおのこと。


「待てコラァァァ!!」


副総長が追ってくる。


草むらに終わりが見えない。


それでも私は走り続けた。