冷愛冷涙-Reiai Reirui-

「触らないで…っ」


ゾワリと全身に気持ち悪い感覚が走る。


冷以外の男に触られるのが嫌で嫌でしかたなく、泣きたくなってくる。


だけど…こんなやつらの前で泣くなんて絶対ヤダ……。


「海ではよく俺に恥をかかせてくれたよなぁ?」


太ももを這う副総長のキモい指。


「ヤダ……っっ」


いつのまにか高速道路に乗っていたみたいで、車のスピードが異様に出ている。


どこに連れていかれるの……?


わからない恐怖と、副総長への恐怖。


二つが入り雑じる。


携帯をだそうにも、副総長の目があるから出せない。


助けを呼びたくても、カーテンがあって呼べない。


ましてや高速道路。


カーテンが開いていても助けなんて呼べない。