冷愛冷涙-Reiai Reirui-

「絵莉花さん……」


「しんみりしちゃったね。そうだ、これ持ってきたんだった」


ぱちんっと手を叩いて、絵莉花さんがビニール袋を持ち上げた。


「たくさん貰っちゃって、食べきれなくて困ってたの。愛ちゃんも良かったら食べないかなぁと思って」


袋の中は、梨だった。


梨が3つ可愛く並んで入っている。


「いいんですか?」


「もちろん!あげようと思って持ってきたんだもん」


……こんなに優しい子がいるっていうのに、どうして冷は女遊びなんて…。


「ありがとうございます…。冷蔵庫にプリン入ってるんで良かったらどうぞ。お礼に…」


最初は苦手だったけど、絵莉花さんっていい人だったんだなぁ……。