冷愛冷涙-Reiai Reirui-

そんな私の元に、彼女…島村夢月(しまむらむつき)がやって来たのは、それから3日後。


ちょうど皆は登校日で、テストを受けている頃だ。


コンコンッ


弾むようなノックが、久々に鳴った。


「はい」


こんな昼間に誰だろ。


看護師さんならそんなノックのし方しないから。


「どーもどーも!」


入ってきたのは、車イスに乗ったショートカットで色黒の活発そうな女の子。


同い年ぐらいか、1つ上くらいかな?


「うち、隣の病室に移ることになった島村夢月やから!シマムラは普通の島村で、ムツキは夢に月って書いて夢月って読むから!たしかこんな美人さんのnameは松永愛ちゃんやんな!噂には聞いとったけど、ホンマ可愛いわぁ。これぞ東京って感じで!天使ってよぉ言われるやろ!色白で細くてうちと大違いやな!あ、うち元々は1階下の階に入院しとってんけど、こっちに移ることになってん!で、その理由がな、近藤先生から同い年の子がここに入院してるって聞いて興味持ったからやねん!あ、そうや。うち大阪から親の都合で転勤してきてん!せやから関西弁やねんけど気にせんといてな!マシンガントークすんなってよぉ友達に言われるから、マシンガントークしとったら教えてな!無自覚やから!タチ悪いやろぉ」