冷愛冷涙-Reiai Reirui-

だから、次にお見舞いに来たときに、病室に車イスがあってビックリするんだろうな。


それに、まだ学校にも行けないだろうし…。


「はぁ…」


今日何度目のため息だろう。


ベッドの上で独り。


ガランとした個室に独り。


窓の外に見える木々は生い茂っているのに、私の心は枯れきってしまったのかな。


少し窓に近づいて下を見下ろせば、中庭でボール遊びをしてる子供たちや、ベンチに座ってボーッとしてるお年寄りがいる。


皆どこかしらが悪くてここにいるはずなのに、どうしてそんなに元気にいられるの?


元気の出し方がわからない。


あの日を境に、世界が変わった気がする。


また、色を失った世界に変わりつつあるんだ。