ドクンッッッ


「うっ……っ」


今までの動悸とは比にならない痛みが全身を貫いた。


まるで心臓を鷲掴みにされ、握り潰されたかのような激痛が走る。


立っていられるわけがなくて、綺麗な床に倒れ込む。


「愛!?」


痛い痛い痛い─ッッ!


息が吸えない


吸おうとしても、ヒュウヒュウと音がなるだけ。


苦しいよ…痛いよ…


「れ……い…」


助けて………