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「冷様、松永様、お待ちしておりました」
教会の入り口で、綺麗な女の人が私たちを出迎えてくれた。
優雅な顔立ちの女性だ。
「冷様は、私がご案内を─」
「わかるからいらない」
冷たい言い方にも、女性は笑顔を崩さなかった。
「では、松永様のご案内をわたくしがさせて頂きます。では、お二人ともどうぞ中へお入りください」
白石家に仕えてる人なのかな。
だから冷の冷たい態度にも慣れてるとか?
「ここは裏口なので、何も綺麗なところではございませんが、後程お入りいただく所は美しいと思いますよ」
女性の言う通り、入り口から入ったら、廊下しかない。
廊下も、大理石になっててオシャレなランプがついてるから可愛くていいと思うけど。
「じゃ、俺こっちだから」
冷は、廊下を曲がってどこかの部屋に入ってしまった。



