「それが私が覚えてる最後のお父さんの姿なの」
そのあとすぐにお母さんたちは離婚したのか、私が覚えてないのか。
それはわからない。
それに…お父さんの顔だって曖昧にしか思い出せないの。
「ふーん……。お前の父親いい奴じゃん」
「まぁね!でもロマンチックな話でしょ?」
お父さんってロマンチストだったのかな。
あんな話、思い付かないよ、普通。
「その星、あの星か?」
ピンクの星と青の星が隣り合って輝いてる。
「たぶんそうだと思う…。でも……星ってさ、あんなに近くに見えるのに、実際はずーーっと離れた所にあるんだよ…?そう思うと、なんか悲しいね」
近くにいるように見えて本当は遠い。
「そーか?お互い離れてっからお互い光ってんのが見えんじゃねぇの?近かったら自分の光で相手なんか見えねぇよ」



