まだお父さんと一緒に暮らしていた頃。
本当に遠い過去…。
たった1歳くらいだったのに、鮮明に覚えてるんだ。
お父さんから聞いた星の物語を。
〝愛。こんな話知ってるか?〟
大好きだった優しい笑顔でお父さんは私に問いかけた。
〝何?〟
今思い返したら、一歳の子供に難しい話が理解できるわけないのに、お父さんが話した理由がわかった気がする。
〝星にはな?一つ一つ言い伝えがあるんだ〟
幼いながらに、お父さんの雰囲気がおかしいことに気づいていた。
〝例えばあの星。見てごらん。ピンク色に光ってるだろ?〟
〝うん〟
例えば の意味もよく分かってなかったけど、お父さんの言う通りに見た記憶がある。
〝花には花言葉があるのと一緒で、星にもあるんだ〟
花言葉。
星言葉。
それの意味もわかってなかった。



