冷愛冷涙-Reiai Reirui-

自分のことなのに、どこか客観的に見てると、そのヤンキーたちが私の方に歩いてきた。


近くに彼らが来て、1つ気づいてしまった。


舞蝶の副総長が真ん中に立っているってことに。


私を襲ったヤツがいるってことに。


それに気づいた瞬間、尋常じゃないくらい身体中が震え出す。


「俺らと遊びに行かない?」


右端に立つ男が話しかけてきた。


それに対してビクッとしたのは、私だけじゃなかった。


真ん中に立っている副総長も、ビクッとしたのを見逃さなかった。


向こうも私に気づいてるんだ…。


「この女は辞めた方が─」


「何々?ビビってんの?別に彼氏がいよーと、俺らにとっちゃ怖くもなんともねぇし?」


副総長の左右に立つ二人が下品な声でギャハギャハ笑う。


不快以外の何者でもなかった。


気持ち悪いし、怖い…。