なんの濁りもない、透き通った冷の綺麗な瞳。


そんな冷の瞳に吸い込まれそう。


冷の世界に…吸い込まれそう。


私の世界は、簡単に冷一色になるんだ。


「…ありがとね……」


真っ黒だった私の心のカラーを、冷色に、純白に変えてくれたのは、冷だよ…。


「空気しんみりさせたお仕置き」


冷はそう言って私の唇に自分の唇を重ねた。


いつもより激しいキス。


いつも以上に幸せなキス。


いつも通り、甘い甘いキス。


角度を変えて何度も何度も口づけをする。