冷愛冷涙-Reiai Reirui-

ガラガラガッシャーン!


クズが、色んなものを飾ってる棚にぶつかって、飾ってる物が全部クズの上に落ちる。


それと同時に、バンッと音を立ててドアが開いた。


「冷……っ!!もうやめて…!!」


目に涙を浮かべた愛が、俺に抱きついてきた。


「もう…やめて……。暴力ふるう冷なんか見たくないよ……っっ」


こんなにも綺麗な涙があるんだな、と素直に思った。


「暴力で解決することなんか、無いんだよ……?」


愛の涙は本当に綺麗で、どす黒い感情で溢れ返っていた俺の心が洗い流されていく。


「お父さん、ボロボロじゃん……っ。何で実の父親にそんなことできるの……っ?」


愛の涙で、俺の服が濡れていく。


「ねぇ冷……っ。ちょっとは冷静になって……っ?」