冷愛冷涙-Reiai Reirui-

「父親に向かって何す─」


「誰が父親だよ!!!お前か!?本当の父親ならなぁ!!!実の息子が苦しんでることぐらい分かるんだよ!!」


クズには似合うことのない高級なスーツが、みるみるうちに血で汚れていく。


「苦しんでるのは、お前をそんな風にしてしまったってずっと自分を責めてる穂純だ」


殺意を抑えるのがこんなに難しいとは思わなかった。


俺の殺意に気づかないのか、フラフラなくせにウゼェ口を利いてくる。


「穂純はずっとお前の心配をしてたんだ。自分のせいだって責めて。泣いて。お前に穂純の苦労がわからないのか!」


演技ってことに何で気づかねぇんだよ!!


「いい加減にしろよ!!」


殴っても殴っても気がすまない。


何でコイツは気絶しねぇんだよ。


「さっさと死ね」


みぞおちに蹴りを入れてクズを吹っ飛ばす。