冷愛冷涙-Reiai Reirui-

こんな男にはなりたくない。


女に騙されて、息子すら認識できないような男には。


プライドの欠片もない男には。


「……記憶が戻ったんだ」


「……それで?」


もう、俺には関係ない。


白龍に入った時に、もう親子関係は切ったんだ。


これ以上俺の人生メチャクチャにさせるもんかよ。


「もう一度俺らと暮らさないか…?」


……俺〝ら〟?


「俺と…穂純と…家族3人で暮らさないか……?」


目の前に立つ、コイツの神経を疑った。


あの女と3人で暮らすだと?


「頭狂ってんじゃねぇの?」


そんなんでよく社長が務まるな。