中はどんな感じなんだろう。


ドレスはどんなのなんだろう。


楽しみで妄想が膨らむ。


「もうちょっとしたら行くから、しばらくゆっくりしとけよ。ちょっと用あるから出てくる」


冷は、そう言って部屋から出ていってしまった。


とりあえず私はベッドに座ってスマホを見る。


これから、ウエディングドレス着れるんだと思うと、胸が高鳴って、高まる気持ちが抑えられなくなりそう。


【ホテル着いたよー!】


適当にホテルの写真も撮って悠里へのメールに添付する。


【超良いところじゃん!2ショットとか撮った!?】


【うん!新幹線で撮ったよ】


また添付する。


添付した画像は、二人とも幸せそうな顔で映っていた。