冷愛冷涙-Reiai Reirui-

もう、絵莉花さんに嫉妬しなくても済むのかな。


「その恋の相手、彼女持ちなの」


その言葉に、ドキリとした。


冷だって彼女持ちだから。


「そうですか……」


「…………本当にごめんなさい…。私の好きな人…冷なの…」


座ったばかりの椅子から立ち上がって深々頭を下げる絵莉花さん。


……人を好きになるのは自由だよ…?


でも……っ。


絵莉花さんは冷と一緒に住んでる。


私は冷となかなか会えない。


彼女は私だけど、絵莉花さんに負けてるような、置いていかれてるような気がしてならない。