「私の誕生日の次の日……」


もうあれから2か月か。


いろんなことがあった2か月だったなぁ。


「バカっ!!何でそんな大事なこと早く言わないのよっ」


言葉とは裏腹に、悠里は涙声だった。


ハッと顔を上げると、目に涙を浮かべた悠里と目が合った。


「ごめん……」


「もうっ。ほら、アンタたちも何か言いなさいよっ」


涙を隠そうとしてるのか、悠里がやけに声を張って蒼汰たちを急かす。


「……俺、病気のこととか何も知らねぇけどさ…。最大限配慮する」


「それに、愛が病気だろうと何だろうと、俺らの友情は変わんねぇからな?」


っ!!


私が、一番聞きたかった言葉。


安心できる言葉。


変わらないでいてくれるんだね…。


「ありがとう…っ」