冷たちは受け入れてくれても、悠里たちがそうとは限らないから。


もう、顔を上げとくのは無理だった。


俯くことで、3人の視線から逃れようとした。


「……愛…。それ…治るの…?」


また、言葉を発したのは悠里だった。


「………治らない…」


3人が受け入れてくれる自信がみるみるうちに消えてしまった。


今、3人は何を思ってるんだろう。


心の中を読み取ることができたらいいのに。


そしたら、こんなに不安に思う必要はないかもしれないのに。


「…嘘でしょ……?いつから…?いつから隠してたの……?」


直接顔を見なくてもわかった。


悠里はショックを受けてる。


…それもそうだよね……。


不治の病……なんだから。