冷愛冷涙-Reiai Reirui-

車が進んでる道は、病院とは真逆。


「知ってる。真ん家行くから」


真…?


「何で?」


「病気のこと。さっきアイツらに言おうとしてたろ」


あぁ…。


…やっぱり言わなきゃね。


せっかく決意したんだから。


「うん」


「アイツらなら受け入れてくれる。俺が一番アイツらのこと知ってるから」


冷が過去を打ち明けたとき、彼らは真剣に受け止めてくれたんだよね?


だからきっと大丈夫。