**
ということでやって来た真の家。
広めの真の部屋に入れてもらうと、真だけじゃなくて、大和と湊斗がいた。
「久しぶり~愛ちゃん!!会いたかったぜ!!!」
大和がいつも以上にハイテンションで抱きついてこようとする。
「てめぇ、誰の彼女に抱きつこうとしてんだよ?」
冷の怖ーい声で大和が静止する。
「冷独占欲強すぎ」
湊斗がケラケラ笑う。
「悪いかよ」
冷は、私の手を引っ張って、自分の隣に座らせた。
少し強引なその仕草でさえ、カッコよくて。
大和に抱きつかれそうになったことに対して、不機嫌になってることが嬉しくて。
やっぱり私は冷じゃなきゃダメだね。



